マンション改修工事の打合せ時。
間仕切り壁を解体するという事は
その壁の下も床材は張っているのか?いないのか?という疑問が生まれます
・もし先に床を張ってから壁を建ててたら、固定用の釘穴補修で済むだろう
・もし先に間仕切り壁を建ててから床を張ってたら、その部分は床が無いだろう
という事で、現調時に壊さず調査しました
ちょうど良いところにコンセントがありましたので
プレートを外して外にコンセントを出します
コンセントが付いていた穴にスケールを差し込み、測定
中と外での厚みの違いが大体11-12mm
この事から、間仕切り壁の中に床の仕上げ材は無いだろうと推定しました
そうとなったら床材です
大変だったのが、補修する床材の選定
ご購入された床材の品番明細が『SN502』しか書いていなかったのです
調べてみるとこの品番は凸版印刷のシート品番
大規模マンション等は床材メーカー(DAIKEN・NODA・EIDAI等々…)がマンション毎に
シートを選定して、特注で作るんだそうな
つまり、メーカーのラインナップではこの床材、存在しないのです
最初は主要メーカーから似た風合いの床サンプルを取り寄せて
合わせてみるも、納得がいかない
ここかな?というメーカーの札幌営業所に方々電話して確認したところ
ちょうど1社、その頃にマンション建設の計画があり
該当の品番『SN-502』で製作した床材が数ケースだけあるとの事!
・確証はありません
・取り寄せになるので、返品はできません
・柄は同じでも、幅や長さが違う可能性があります
との条件で、思い切って取り寄せたところ…
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バッチリ同仕様の床材でした!
キッチン側と広げたダイニングをまたぐ様に床材を剥がしていきます
周囲を壊さないよう、丁寧に剥がしてこの日は終了しました
~翌日~
他現場終わらせて来てみると
部屋の奥まで張替が完了していました!
ちょうど養生する前に、1枚写真が撮れました
元々の床と比べても、違和感は全くなし!
こだわって床材を探した甲斐がありました