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  1. 【常春】新モデルハウス プロジェクト ③~風編

    2019.01.14 (月)

    皆さん、こんにちは!
    常春の-だい-です♪(´ε` )

    いつも常春blogを読んでいただき
    ありがとうございます!

    この3連休は気温が低く
    寒かったですが天気も良く、
    僕らはモデルハウスの除雪が
    少なくて助かりました (^з^)-☆

    おかげ様で新年早々
    たくさんのお客様に来ていただき、
    日中の自然な明るさやここち良さを
    体験してもらったり、『常春』の考え方を
    お話できたり、有意義な週末となりました!

    さて、
    今日は久しぶりに新モデルハウスについて。
    『風編』です♪

    このblogでも何度も触れていますが、
    僕たちは住まいを計画するにあたり
    お施主様の要望と同じくらい、
    「その土地」で建てる意味を
    とても重要に思っています。

    土地の面積や形状、方位や道路の向き、
    隣地に建つ建物などの周辺環境はもちろん
    「その土地」での季節ごとの日射角度や
    風向き、また視線が抜ける向きや眺望の
    良い場所など、そのポテンシャルを
    最大限に活かせるように考えています。

    その中で、今日は「風向き」についてです。
    まずは札幌の風の特徴についておさらいです。

    北海道地図で道央部(札幌付近)の
    地形を見ると石狩湾から勇払原野にかけて
    ほぼ南北に連なる低地帯、
    いわゆる石狩低地帯があります。

    札幌はこの低地帯の西端、北部に
    位置していますが、石狩低地帯に流れ込んだ
    空気は、西と東の山地に行く手を遮られ、
    主に南北方向の動きをするようになります。

    IMG_0679

    上の図は、札幌の四季ごとの風向きを
    風配図で表したものです。
    四季を通じて南東と北西の風が目立ってますね。

    気象台の位置が石狩低地帯の中心から外れていて
    藻岩山の影響などもあって南北方向から少し
    ずれてるようです。

    また札幌は、昼は北西、夜は南東の風が多く、
    この特徴は四季にわたっていて、
    特に弱い風の時にこの傾向が強いようです。

    ちなみに、札幌市内で最も風が強いのは、
    石狩低地帯の中心に近い東区と厚別区で、
    中央区、西区はこれに比べて弱いのです。

    もっとピンポイントで
    今回の建設地である西区西野1条7丁目の
    風向きを調べてみます。

    IMG_01474

    黄色い矢印の所が建設地です。

    風配図を拡大してみます。

    IMG_0473

    先ほどの札幌市全体のデータと同じく
    南東と北西の風が目立ちます。
    特に北西の風が強いですね。

    冬は屋根に積もった雪がせり出す
    雪庇が南東側にでき易いのも納得です。

    省エネの為に、サッシや断熱材の性能を
    向上させる事も大事だとは思います。

    が、それ以上に
    「その土地」の風向きの傾向を調べて
    窓の位置や開き勝手の方向を決める事で
    風通しが良く、夏でもエアコンなどに頼らず
    自然の力で快適に過ごす事ができれば
    それこそ省エネになるんじゃないかな?
    と考えています。

    新モデルハウスもこの風向きを活かして
    計画していますよ!

     

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